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みなさんこんにちわ~ いや~暑い日が続いてますねぇ ウチは井戸水を使ってるんですが、蛇口を捻ってしばらくするとお湯が出てくる始末です しばらくするとちゃんと冷たい水が出てくるんですけどね~(ノ∀`*) で、え~っと・・・ 天の声:何をはぐらかしておる、ちゃんとレビューを書くのじゃ! はっ・・・はぃぃ~Σ(゚Д゚;;) え~・・・と言うわけで、昨日見事に消滅してしまったレビューですが 気合を入れなおしてもう一度書く事にしました 何か、あのまま諦めちゃうと昨日の時間が本当にただの無駄になってしまう気がして それとやっぱり、せっかくブログがあるのにあれほどの映画のレビューを書かないのは、人生においてとても損になるような気がしたので・・・ って、事でタイトル後部にリターンズを付けて復活いたしました~ 昔の映画をリメイクする時なんかによく使われてる手ですね(ノ∀`*) ちなみに観に行った時は23時上映という事もあってか、観客は私達入れて僅か7人 ひろーい映画館で数人で見るホラー映画・・・シャレになってません エンディングクレジットが終わった時、私達3人しか残ってなかったのには流石にビビリましたけどね(ノ∀`*) ではでは、早速レビューをば ちなみに、まだこれから観に行くと言う人やこれを読んで観に行きたくなった人のために、極力ネタバレは無しの方向で・・・ ネタバレありを読みたい方は下の方にある「ネタバレ覚悟でレビューを読む!」からどうぞ さて、前々回でも書きましたがこの「サイレントヒル」と言う映画は、元々日本で発売されたゲームが元になっております 大まかなジャンルとしてはホラーですね 他に似たようなのだと「バイオ・ハザード」が映画化されましたが 原作ゲームのファンだったので期待していたのですが、正直映画の方はつまらなかったかな~っと(´・ω・`) 何かイメージがゲームとかけ離れすぎていたし、内容的にも何も伝わって来なかったので バイオハザードの名を借りた、ただのパニックアクションって感じでした でも、サイレントヒルは一味も二味も違います 観に行く前から聞いていたのですが ゲームの再現率が凄い!と・・・ 私はゲームは中途半端に終わっていてストーリーとかはあまり詳しくないので、ゲームやった人とやってない人のちょうど中間あたりの立場から見たのですが かなりゲームに忠実に作ってあったと思います しかも、ただ単にゲームの映像化と言う訳でもなく、映画としてもとても見ごたえのあるものだったと 特にゲーム内で重要であった世界観の表現が凄かった 間の取り方やCGを使った効果、視覚を上手く使った世界の表現により、なんともリアルで生々しい世界がそこにはありました 確かに生々しくて恐ろしい世界ではありましたが、ある意味ではとても美しかった あれだけのものを表現した映像美には驚嘆すべきものがあると思います では、ひとまずここで導入部のあらすじ紹介でも・・・ ローズとクリストファーの夫婦は、9歳になる娘シャロンの奇妙な行動に悩んでいた ふむ・・・こんな所ですかね あらすじって結構難しいものです(ノ∀`*) ストーリー的には最初は訳が分からない感じなのですが、終盤において様々な謎が解明されていき それによって、この街に隠された狂気と悲しみを知る事となります まぁ、最後まで空白の謎のままの部分もあるんですけどね さて、この映画を観た後での私の感想ですが とにかく怖かった・・・そして、同時に悲しくもありました・・・・・・ 映画の出来としては満足できるもので、私は肯定派の方ですかね あまりに怖すぎて、みんなが寝静まる家に帰ったとき久々に闇が怖いと感じましたw いつもは暗闇移動なのに、この日は電気を常に点けて移動してましたね(ノ∀`*) 内容的にも濃く、とても良い映画だと思ったのですが ”おもしろかった”と言う言葉は適切ではないように感じましたね 後は、あまり人にお勧めはするのもどうかと思いました 「これ良かったからいっぺん見てみ!」 って感じではないんですよね~ ・・・てのが、直後の感想なのですが レビューを読んだり、ストーリーを反すうしているうちに やはりこの映画は一度は観ておくべきではないのだろうかと考えるようになりました まぁ、やはり気軽にお勧めする感じのものではありませんが・・・^^; さて、ネタバレ無しでいくとこの辺が限度なのですが これから観に行こうか迷ってる人のために、いくつか注意事項を・・・ ・心臓の弱い方 以上の方は観に行っても面白くない、もしくは余りの怖さに観に行った事をとても後悔する可能性が高いです それでもどうしようか迷うと言う人には観に行く事をお勧めします 恐らく大きな衝撃と共に、価値観や考え方にかなりの影響を与えてくれると思います また、前々回リンクを張った公式サイトに行くのもいいかもしれません ところでこの公式サイトなのですが リンクをはった時、パソか回線かの調子が悪くてフラッシュが表示されませんでした 友達の家でも見たのでまぁ、いいかなーと思っていたんですが ヘッドホン装備で改めて訪れた公式サイトは、めちゃくちゃ怖かった(゚Д゚lll) 映画を観た後というせいもあるかもしれませんが、雰囲気がよく出てておまけにヘッドホンだと臨場感たっぷりで怖い怖い・・・ 取り合えずヘッドホン装備で公式に行くのはお勧めしません(ノ∀`*) では、ネタバレ無しレビューはこの辺りにて とりあえずこのブログのお約束として、最後に・・・ ノシ と、いう訳でネタバレありレビューにようこそ~ 本来ならストーリーを追いながら感想を述べていく方が、レビューとしては適切かもしれませんが、少なくともこの映画に関してはそれが難しいように感じるのでバラバラに感想を述べて行きたいと思います それと、基本的には自分で映画を観たままの感想なのですが、所々レビューサイト様で得た情報で補完してある可能性があります ○映像 ネタバレなしでも語りましたが、とにかくこの作品は視覚に訴えてきます その中でも重要なのが世界の写し方でしょう このサイレントヒルの中には大まかに4つの世界が登場します ・現実の世界 ・灰の降る、霧に閉ざされたサイレントヒル ・クリーチャーたちが蠢く、闇のサイレントヒル ・30年前のサイレントヒル これら4つの世界はサイレントヒルという共通する街を舞台とした時、全く同時に描かれる事もあるのですが 多くの映画の場合、こうした多重世界を扱うと、世界が切り替わったた時それが観客に伝わらず、今写されているのがどの世界なのか混乱を招いたりして、せっかくの映画の流れを妨げてしまいます(ひどい場合は、同じ世界で場所を移しただけでも) しかし、この映画の場合 現実世界は暖色系の映像で描かれ(恐らくは生命を象徴している) 霧の世界のサイレントヒルは、文字通り霧のかかった灰色の映像で描かれ 闇の世界のサイレントヒルは、錆びや暗闇によって枯れた世界を表現し 30年前のサイレントヒルは、どこかぼかしたように写す事で記憶として表現してあります これにより、同じ場所の別の世界を写した時にも、すんなりとどの世界が今写っているのか理解する事ができます また、世界が切り替わる時の演出も素晴らしかったと思います 特に霧の世界から闇の世界に変わる時 屋外の場合は、単純に黒バックでフェードする訳ではなく、光の部分を最後まで残しつつじわじわと黒=闇に変えていくことで見事に侵食されていく世界を表現してあります また、全てが闇に閉ざされても、すぐに闇世界に変わるのではなく少しの”間”が用意されています 恐らくかなりの試行錯誤を繰り返し、あの間を表現したのでしょうが この絶妙な間によって、独特の恐怖感をかもし出しています また、屋内で世界が変わる場合 それまで普通だった壁や床が、まるで皮膚のように剥がれていき その下から錆びた世界が出現していくのですが この表現がとにかくリアルで生々しい CGを上手く使ってあるので、どこまでがセットでどこまでがCGか区別がつきません なのでそれがあたかも現実であるように生々しく見え、私たちを映画の世界に引き込んでくれます そしてこの生々しい世界はある意味で美しい ここまで想像の力を借りずに、視覚だけで恐怖を与えてくる映画を私は知りません ゆえに、そこには完成された映像美があります ここからは少し蛇足になるかもしれませんが・・・ レビューを書いている途中に気が付いたのですが ローズたちが最初に教会に逃げ込んだ時、そこは暖色の世界・・・ つまり現実と同じ生命を象徴した写し方がされていたように記憶しています 恐らくこの映像を見て観客の大部分は束の間の安堵を手に入れたはずです しかし、これ以降教団が出てくる際に暖色系の映像が使われいる事はありません つまり、教壇の実体を知りローズや私たちの教団を見る目が変ったからではないでしょうか さらに言うなら、一瞬の救いを教団に見たために、事実を知った後より教団の闇の部分が強調されているのではないかと感じます(私の単なる深読みかもしれませんが・・・^^;) ○音 この映画は映像もさることながら、音も効果的に使われています 一番印象深いと思われるのが、霧世界から闇世界に変わるときに教会から発せられるサイレンの音でしょう 低音で鳴り響くこの音は、聴覚に暗く不気味な音=闇として訴えてきます また、闇の世界になる前にこのサイレンを鳴らすことで ”避けられない恐怖がやってくる”という新しい怖さを演出しています ネタバレ無しの方で、家のそばにサイレンのある方を入れたのはこれのせいです(ノ∀`*) あと、ちょっとした笑い話なのですが、私たちがサイレントヒルを観に行く相談をしていた時 スカイプと言うソフトを使ったチャットでの相談だったのですが 私が「サイレントヒル」と入れて変換した時「サイレンと昼」と誤変換されて 面白いのでそのまま送ったと言う経緯があるのですが それがただの冗談じゃなく、何だか的を射てしまったことに後で苦笑しておりましたw もう一つ重要な音としてはラジオなどから流れるノイズがあります これはゲームからの継承なのですが、クリーチャーが近付くとラジオからノイズが鳴ると言うシステムでした 映画の中でもこれは利用されていて、携帯電話や無線機、カーラジオがその役目を果たしています ここで私が一つ残念だと思うことは 手の無いクリーチャーが出現した時はノイズが流れたのに それ以降クリーチャーではノイズが鳴っていないのです せっかく最後の電話の所でノイズを鳴らすことで、現実世界との隔別を表現しているのに何だかもったいないな~と思いました ひょっとしたら、いちいち鳴ると耳障りだとか理由はあったのかもしれませんが、徹底して欲しかったかな~と・・・(´・ω・`) ちなみに一部のレビューで出てきている、霧世界=タイムスリップ説ですが、私はこの最後の電話を根拠にそれは否定します 電話を鳴らしたときに、ノイズとはいえちゃんと繋がったのですから時間的格差があるというのは考えにくいのではないかと・・・ 電波まで時間を超えたとか言うのもちょっと・・・ねぇ? このほかにも劇中で流れるBGMなど中々秀逸です 特にエンディングクレジットで流れていた歌が良かった あれほどこの映画の余韻に浸れる歌をよく作ったな~と感心してしまいました 映画観終わった後も、心地よく頭の中でループしてましたね(ノ∀`*) ○ホラー観 途中まではパニックホラーのような感じで描かれていますが実際は違います 分類するならオカルトホラーなのでしょうが、そういったものともちょっと違う気がします 代表的なものと比べると・・・ 例えばエクソシスト あれは次々に起こる奇妙な現象と、取り憑いた悪魔が怖いのでしょうが 悪魔は何だか分からないもの・・・実体が掴めないから怖いと感じるのでしょう つまり見えないから怖い・・・ しかしサイレントヒルは言うならば真逆の怖さです 見えてしまうから、怖い では何が見えるのか? それはズバリ”狂気”でしょう 私達が普段生活する上で、絶対に目にする事が無いであろう”狂気”・・・ 劇中ではこれでもかと言うほどにこの”狂気”が描かれています そしてそれは様々な技術やストーリーによって、観客にも見えてしまうのです はっきりと”狂気”が見えてしまうという怖さ・・・ 恐らくこの狂気は、多かれ少なかれ誰もが持っている人間としての業だと思います しかし通常では決して表に出ない・・・ゆえに気付く事も無い そしてこの狂気を目の当たりにした時、人は困惑し恐怖します それはこの狂気が理解できない物だから・・・理解してはならない物だから・・・・・・ しかし、そこで気がついてしまうのです 誰しもがちっぽけな・・・ほんのちっぽけな狂気を持っている事に だから怖い・・・人の持つ業が・・・・・・自分の持つ僅かな狂気が・・・ それが普通だろうと思います 常識の世界から非常識の世界に踏み込んだ時、人は混乱し恐怖します しかし、自らの持っていた常識が非常識に侵食された時、それは新たな常識となり抱いていた混乱と恐れも無くなる・・・ それが一番怖い この映画では外面的な恐怖ではなく、人の心の闇の部分を写した内面的な恐怖を描いているのです ○クリーチャー ゲームから継承されているクリーチャーですが、そんじょそこらのモンスター映画のものと比べてもらっては困ります まずはデザインが斬新です どこか人間的生々しさを出しつつ、それとは全く異質な存在といった感じですかね 動きも一見するとコミカルに見えますが、妙に人間くさくて逆に不気味です それもそのはず、このクリーチャー達ちゃんと役者さんが居るのです 私はアルファベット苦手なので、エンドクレジットの時は何となく眺めながら映画の余韻に浸るという感じなのですが・・・ ここでもおじさんがやってくれました! ダークナースというクリーチャーが登場したのですが おじさん曰く「ダークナースに役者名があった」との事・・・ いや~よく見ているわぁ~ ちょっと感心してしまいました と、いう訳で否定派のみなさんには申し訳ありませんが、クリーチャーはCGだけでなくちゃんと役者さんも居ます CGに頼ったクリーチャーと言う意見は却下ですね(ノ∀`*) ちなみにこれは後で知った事なのですが、実はあのクリーチャーたち元々は街の住人だったとか・・・ 憎しみの力で死してなお街に縛られクリーチャーとして彷徨う人々・・・ 貴方はこれを知ってもチープなモンスター映画とバカにできますか? ○ストーリー 最後にようやくストーリーです この物語の引き金となったのは30年前のサイレントヒルで行われていた、忌むべき儀式 魔女狩りです 自分達と少しでも違うもの、理解できない者を魔女と称し断罪の名の下に行われる殺戮行為・・・それが魔女狩りです これは決して物語の世界の中の作り話ではなく、歴史の闇の中で実際に行われていた、人として恥じるべき決して赦される事の無い行為です そしてこの魔女狩りの犠牲者になったのが、当時9歳の少女アレッサです 何故彼女が魔女として異端視されたのかは劇中に描かれていませんが、教団のトップと思われるクリスタベラがアレッサの母であるダリアに向けたセリフの中に 「この子の父親は誰?!名前を言いなさい!」 といった件があることから、父親がいなかった為に異端視されたものと推測されます 最初はアレッサを庇っていたダリアですが、とうとう教団の力に負けアレッサを教団の手に渡してしまいます ここでダリアは激しい後悔に襲われるのですが、時すでに遅くアレッサは教団の手によって火あぶりにされてしまいます しかし、アレッサを吊るしていた鎖が切れるというアクシデントにより、彼女は一命を取り留めますが全身に重度のやけどを負ってしまいます アレッサはその苦しみの中で次第に自分に手を下した者たちへの憎しみを募らせ、その負の感情がダークアレッサとなって切り離され、サイレントヒルを霧の世界へと飲み込んでしまいます しかし、アレッサの中にも僅かな良心が残されており、これがシャロンとなって後にローズとクリストファーの夫妻に養女として引き取られる事となります これがサイレントヒルに隠された忌まわしい過去です そしてあらすじでも紹介した事故により、ローズは霧のサイレントヒルへと迷い込む事となります 突如訪れた不可解な現象に恐怖し、逃げ惑うローズでしたがシャロンを探すため必死になって手がかりを追っていきます 途中、自分を追って同じく霧のサイレントヒルに迷い込んだ警官、シビルにも助けられようやく教団の居る教会へとたどり着きます(この時点でローズはまだ教団の実体を知りません) そこで神に捧げられる祈り・・・一見すると神聖なその祈りですが 騙されてはいけません、連中は魔女狩りと称し9歳の少女を火あぶりにした赦されざる存在なのです 自らの犯した罪を棚に上げ、神へに救いを求める祈りの何とおこがましい事か 自らのエゴのために捧げられる祈りの、何と醜い事か・・・ 何も知らないローズはここで教団から”悪魔のいる場所”つまりアレッサの居場所を教団から知らされます アレッサのいる場所へと向かうローズでしたが、ローズの付けていたペンダントのシャロンの写真があまりにアレッサそっくりであった事から、教団に”悪魔の手先”として糾弾されます 警官シビルの助けによって、アレッサの元へと続くエレベーターに乗り込んだローズでしたが、引き換えにシビルが教団の手に落ちてしまいます やがてアレッサの元にたどり着いたローズは、ダークアレッサから真実を知らされ、アレッサの求める復讐のためにダークアレッサに体を委ねることに その頃ダリアに匿われていたシャロンも教団の手に落ち、火あぶりにされそうになりますが、同じく教団に捕まり縛られていたシビルがそれを阻止しようとします ところがシャロンを助けようとした事からシビルも悪魔の手先として火あぶりの危機に直面する事に・・・ 正しき者が迫害されるという理不尽 この時のシビルの「クレイジー(狂っている)」という言葉が頭に焼き付いて離れません そして正にシビルが火あぶりにされると言うその時 私はここで映画によくある”助け”を求めました ベタな展開でもいい、シビルを救って欲しいと・・・ しかし、監督はどこまでも冷徹に、しかし誰よりもこの映画に込められたメッセージを観客に伝えるために・・・ 救いは用意しませんでした 恐らくこの監督でなければシビルは助かったでしょう しかし、この監督でなければこの映画にこめられた深いメッセージをここまで伝える事もできなかったでしょう あまりに残酷なシビルの死・・・ 生々しい炎の描写 シビルの最後の言葉 「母さん、そばに居て」 あまりに痛々しく、深い悲しみと憤りを禁じかねます まざまざと見せ付けられる人間の持つ狂気 これが怖くないはずはありません こんなものが私達の心の奥底には棲んでいる・・・ それを知らされて恐怖を感じないわけは無いのです ようやくローズがたどり着いた時に見たものは、あまりに変わり果てたシビルの姿・・・ 私達の怒りと憤りを代弁するかのように、激しくクリスタベラに詰め寄るローズ しかし、そんな言葉に耳を貸さずローズを刺すクリスタベラ・・・ そして高らかに自分達の正義を宣言する ・・・狂っている 人の持つ狂気の恐ろしさをまざまざと見せ付けられ、怒りと同時に深い恐怖を覚える 詭弁を振るうクリスタベラの後ろでローズから噴出す血液 その血液が唯一闇に犯されることの無かった教会の中に、闇を呼び込む そしてとうとう 復讐に駆られたアレッサが 教団の前へと 姿を現す 繰り広げられる惨劇・・・果たされる復讐 しかし、そこには映画特有の、悪役がしかるべき罰を受けたときの爽快感などといった物はかけらも無い あるのはただ、深い恐怖と悲しみ・・・ それは憎むべきものとはいえ、クリスタベラの最後があまりに酷いものであったということもあるかもしれない だが、私達の胸に突き刺さった感情は、ひとえに復讐と言う形でしか自らの無念を晴らせなかったアレッサに対する悲しみ 因果応報とはいえ、復讐という手段を取らざるを得ない所までアレッサを追い込んだ、人間の持つ狂気に対する畏れ・・・ ただただ、深く深く・・・重く重く・・・・・・それは私達の心に突き刺さる ストーリーの補完としては不完全ですが、私はここで筆を置きたいと思います なぜならば、今書いた事こそが私が最も強く感じ、そして訴えたかった事だから ちなみに後でレビューを見ていた際に知ったのですが この映画にはもう一つ”母性”というテーマがあったようで・・・ それを見落としていた私は、まだまだ未熟ですね ずいぶん重い文章になってしまったので、最後にちょっといつもの調子に戻しましょう イジメなんかをしている子供にこれを見せたら、恐らくイジメはピタッと無くなる事でしょう ・・・多分トラウマになって、暗闇恐怖症とかになるでしょうがね(ノ∀`*) ではでは、長々とヘタレなレビューに付き合っていただき、ありがとうございました いや~レビューって難しいですね この辺もまだまだ未熟ですね、私(ノ∀`*) それでは今回はこれにて ノシ
by tokoisuke
| 2006-08-09 23:04
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